映像作家の仲本拡史さんと「ナイト・シュノーケリング」という映画をつくりました。もともとは大橋可也さんの舞台公演の映像をつくるのに、夜の海を撮影することを思いつきました。そこで仲本くんに、夜の海を案内してもらって、iPhone片手に、ふたりで初めての世界に潜り込んだのです。いろんな旅をしたけれど、夜の海で体験したことは、ちょっと他には変えがたい。4月15日からのヴィジョン・デュ・レール映画祭でプレミア上映されることが決まりました。
https://www.visionsdureel.ch/en/film/2021/night-snorkeling/
こちらは、予告編。
こちらは、本編とはまた別のスピンオフ的なミニビデオです
『ナイト・シュノーケリング』では、吉開菜央と仲本拡史が、携帯電話のカメラとスキューバ・スーツを携えて、海の冒険に繰り出す。人けのない海では、波に飛び込んで美しい風景を撮影し、日が暮れると、魔法のような光で海を照らす生き物たちと出会う。新しい発見への情熱に駆られた2人の監督は、躊躇うことなく海の生物の一部となり、やがて彼らの人工的な光が、プランクトンやクラゲの光と対話するようになる。カニ、ヒトデ、奇妙な海綿が、海の隠された謎を伝えるメッセンジャーとなる。『ナイト・シュノーケリング』は、海への旅を撮影したホームビデオのような装いで、自然の異質さと私たちの関係について論じている。信じがたい奇妙な生物を観察することで、この映画は、私たちの惑星の複雑さを称賛し、私たちがそれらと結びつく能力を問いかけている。
レベッカ・デ・パス